古民家「一会一期」

古民家一会一期とは

囲炉裏で語らったり、手作りコーナー(地元の素人作家さん)の作品に和んだり…。
様々なことを発信していけるような皆様の集いの家を作っていきたいと願い、オープンしたアンテナショップです。

「一期」とは一生という意味。「一会」とは一度の出会いという意味。
人と人との出会いは一度限りの大切なものといった意味で使われる言葉です。
「一会一期」は、一度出会った縁を一生大切にお付き合いしていきたいという私たちの想いが込められています。

「一会一期」で伝えたいこと

オーナーからみなさまへ

一会一期オーナー二宮正志

1.古民家再生

古民家は、曲がりくねった木材を使いながら、現代の構造力学にも劣らない綿密に計算された構造で見事に組み上げられています。
古民家の材料の中には、現在では手に入らない貴重な木材や加工材料がたくさん含まれています。古民家1部屋の材料で、現代住宅30坪分の構造材を補える程の価値がことも少なくありません。また、日本建築の加工技術は世界で最も優れています。
その反面、古い住宅には「寒い」「暗い」「プライバシーが無い」「地震が心配」など、多くの問題があります。しかし壊してしまっては貴重な財産もすべて失われてしまいます。
古さ故の問題を解決し、財産を護り継いでいくことこそが古民家再生なのです。
オーナーの二宮正志は、建築士・地域文化財専門技術者（ヘリテージマネージャー）としての知識と技術を活かし、新築ばかりでなく、リフォーム・リモデリング・古民家再生の促進に取り組んでいます。

2.古民家「一会一期」

お世話になった方々に感謝と末永いお付き合いをさせて頂きたいと言う気持ちから、ちょっとくつろげる空間を作ってみました。和風庭園を眺めながら東ティモールの美味しい珈琲を飲みおくつろぎください。
この珈琲の代金はNPO法人を通して、東ティモールの貧しい人々の支援となります。

3.地域の情報アンテナ

お世話になっている方々の情報を発信させていただく、インターネットまた別の情報アンテナです。
「にのみや工務店のアンテナを見てきました」と言うと、ひょっとすると何か良い事が有るかもしれません。(お楽しみに)

4.日本建築の技術の継承

現在の在来工法の住宅においては、プレカット工場で加工された材料を大工さんが組み立てていきます。梁は全て角材で、古民家のような丸太梁は使えなくなっています。
また、大工が一人前と認められるには墨付けと梁さんたんが出来るまで5年の修業は最低必要ですが、大工・左官職人は高齢化が進み、技術の継承が難しくなってきています。
このような状況の中で、プロフェッショナルな工務店として少しでも職人育成に尽力して行きたく、二代目や若手職人の育成の場を作りました。

5.地域との絆

地域ではさまざまな方が、趣味の手習い・癒しのボランティア・手先の訓練の為の民芸品づくりを行っています。
そのような方々の作品を展示販売させていただくための、クラフトショップを開設しました。時間のある方には目標を高く持って作家に、ご高齢の方にはいつまでもお元気で充実した毎日を過ごしていただくための場にしたいと思っています。
作品は自分で販売価格も決めていただき、手数料はいただいておりません。
地域の魅力が詰まったアイテムを、是非一度お手に取ってご覧ください。