【リ・モデリング】ヘリテージマネージャーとして出来る事|茨城県の工務店

今回、弊社会長である二宮に、自身の仕事の転機ともなった【ヘリテージマネージャー】という立ち位置についてインタビューしました。その内容を皆さまにご紹介していきたいと思います。

リモデリング 二宮

まず、

ヘリテージマネージャーとは?

ヘリテージマネージャーとは、各都道府県建築士会の研修を修了し、歴史的建造物等の保全や活用を通じ、地域活性化に貢献することを目的として活動する建築士の方々です。

Q1.【ヘリテージマネージャー】になろうとしたきっかけは何??

東日本大震災の際に多くの建築物が倒壊してしまった現状があり、又、早急に修繕しないと倒壊してしまう恐れのある家屋がたくさん出てきました。

その中には後世に残しておきたい「歴史的価値のある建築物」も多くありました。日本建築というものは【宝】であり、文化財の保存であったり、保護であったりがヘリテージマネージャーとして出来ることなので、志すきかっけになりました。

ただ、その考え方を押し付けるだけではなかなか人の心に響きにくく、煙たがられてしまいがちです。今の時代に合うように機能性、安全性、住環境の改善を提案してあげる事こそが大切だと思います。例えば、長期優良住宅の建築を薦めるのもきちんとした理由があって、すぐに建て替えが必要な住宅を解体すると、そこで出た廃材を燃やす事になり、廃材を燃やす時に出る二酸化炭素の排出が環境にも良くないです。

木材は二酸化炭素を自身の呼吸によって吸い、酸素を出してくれる働きがあり、長持ちする家を建築する事は地球環境にも優しいと言えるのです。

(樹木が生涯で二酸化炭素を吸収する量は自分の育った重量分といわれている)

Q2.【ヘリテージマネージャー】として1番大変だった事は?

【ヘリテージマネージャー】の称号を得るには1年で60単位もの単位をとらなければならず、しかも座学や実習などの日程が決まっており仕事の合間をぬってその日時に参加することが大変でした。又、古い建物を調査する為、ホコリまみれや泥まみれになることも(笑)2012年より【ヘリテージマネージャー】として活動していますが、【ヘリテージマネージャー】=いばらき地域文化財専門技術者として、文化財の発掘、10年以内に修繕保存を目的とするというハード面と、古いものは価値あるものだから残していこう!という意識の向上という意味でのソフト面両方が学べるのが良いところですね。

Q3.【ヘリテージマネージャー】として1番印象深かった建築物は?

東日本大震災の際に「水戸黄門」で知られる水戸藩二代目藩主・徳川光圀公が藩主の座を退いた後、隠居生活を送っていた【西山荘】(せいざんそう)が倒壊してしまったのですが、その際にヘリテージマネージャーの資格がある人が調査に行くことが出来ました。調査にいってみると、戦国時代のセキュリティーが、見えてきました。(忍びの者対策)

例えば 天井に忍び込もうとすると、8畳間の天井吊リ木が中央で3本あり(通常は9本)その吊り木と野縁の接続は竹串で止めて在りました。(忍びの者が、天井に足を掛けると簡単に落ちる仕組み。)又、床下に忍び込もうとすると、各部屋間仕切り壁のコマイ壁竹が、床下土間一杯まで下がっており、切ろうとするとその振動が部屋に伝わってしまい進入を阻む仕掛けとなっていました。さすがは水戸の黄門様です^^

リモデリング 二宮

Q4.【ヘリテージマネージャー】として今後やっていきたいことは?

東日本大震災を通して倒壊してしまった建築物を調査した事によって、昔の技術の良い部分も学ぶ事が出来ました。その技術は今の建築工法にも生かせるものもあります。今現在、朽ち果てようとしている文化財を調査していって、その持ち主にどうにかして保存していけるような提案をしていきたいです。一口に保存といっても、保存するにはお金もかかるので補助金制度等を使うことは可能なのか等、何とか解体しないですむ方法を模索します。

にのみや工務店では、古材(こざい)を生かした建て替え工事も行っています。OBさんのお家ので、昔の家にあった大黒柱を新しい家でも全く同じ位置に施工した例もあります!家族の思い出をそのままに引継ぐ事が出来ました(^^♪

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Q5.わたくし、【二宮 正志】が資格にこだわる理由とは?

昔は資格がないと何も始められませんでした。足場を組むのにも専門業者がいなっかたので自分たちで組むしかなかったですし、今でこそ携帯電話が普及しているので不便はないですが、昔は携帯もパソコンもなかった時代。すぐに連絡を取るには一般無線の資格が必須でした。気密測定士や建築士資格、昔は仕事をする上で不可欠だったからですが、今はお客様への【安心感】と【信頼感】が一番の理由です(^^♪

「ヘリテージマネージャーの資格だって、国家資格でもないし、資格がなくても相談にのれる訳で。ただその私の家づくりに対する思いを伝える為のワンシーンの衣装の様な物で、お客様に思いを伝える為に必要な物の一つです。」

そう語る、会長二宮の飽くなき探求心には脱帽です。

Q6.二宮が思う【リ・モデリング】とは?

リフォームとも違うし、リノベーションとも少しニュアンスが違うと思っています。機能性が新しい暮らしによって変化を必要とした際、そこに安全性や快適さを追及するのがリノベーションであると考え、そこにデザイン性をもプラスする事が【リ・モデリング】ではないかなと思っております。【リ・モデリング】=【リ・ライフ】その人の人生や夢まで、良い方向に新しくするお手伝いが出来ればいいなと思っております。

リモデリング 二宮

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